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東京・赤坂2丁目、坂の途中にたたずむ「花カフェ」の 日々の出来事、裏ばなし、など。


by hanacafetokyo
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ランチ時は黙々と仕事に集中する花カフェメンバーですが、美容の話となると男子禁制・エンドレス。そんな私たちがカウンターの裏で密かに飲んでいるのはこのドリンク。ハーブコーディアル、イギリス製。ガーデニング王国である英国は古くから薬草を日々の暮らしに取り入れるなどハーブを熟知した国。この商品はその英国で栄誉あるフードに関する賞をとっている実力派。

冷蔵庫の常備薬・花カフェの場合_a0107765_1305669.jpg
美肌やデトックス、リラックスや花粉症など、それぞれ効果も味も違う濃縮ハーブドリンクです。紅茶に入れたり、ソーダやお湯でわったり、私はプレーンヨーグルトに混ぜたり、ハーブティーに入れて飲んでいます。美味しいし体にいいとあって、気づけば周囲の友人たちも結構飲んでいることが判明。ジワジワ人気沸騰中、らしいです。しかもこのビンのデザインやパッケージのイラストがとてもキュートなので、贈り物や花瓶としてさり気なく使えるなど、何かとおしゃれなドリンクちゃんなのです。 1ボトル2300yen~2800yenで店内にて販売中です。
# by hanacafetokyo | 2007-10-03 01:53 | menu

お抹茶は秋色

皆さんは季節を何で感じ取りますか?

華やかな女子大生だった頃、当時女子学生のバイブルであった雑誌『JJ』に「出なさい!」とサークルの先輩からのお達し。お題は秋。
「いい、何でもいいから秋っぽいアイテムを一つ身につけてきて!」と先輩。
「え~、だってまだ8月ですよぉ~、暑くて長袖なんて無理ですよぉ~」と私。
「いいんだって、何だって。例えば~、抹茶色の服とか濃い色のストッキングとか」と先輩。
「なるほどね。了解でぃ!任せて、ばっちり決めていきますよ!」と私。

以来、なぜだか私にとって抹茶は秋色。
というわけで、なぜだか今週の花カフェの季節のケーキは「お抹茶と胡桃のパウンド」。

お抹茶は秋色_a0107765_2324753.jpg
カステラチックな食感なので、ミルクたっぷりカフェラテといっしょにどうぞ。

後日談:気まぐれ女子大生だった私は当日、鏡の前で着せ替えごっこをした結果、ピンク色のワンピースを着ていったのでした。卒業以来会っていないその先輩、元気にしてるかな。
# by hanacafetokyo | 2007-10-01 23:45 | スウィーツ
世界の車窓、ならぬ「世界のカフェ」がシリーズ化しそうな予感。花カフェスタッフはNY中心にあちこち点在もしくは出没しているので、ちょっといいカフェを少しずつご紹介したいと思います。

カフェといえばウィーンが本場。その起こりは「仕事もなくお金もない市民があふれていた時代、1日コーヒー一杯分の料金を支払うだけで、時間をつぶせるところ。それが路面のお茶どころ・カフェ」だと聞いたことがあります。現代のカフェというのは、各国の文化や習慣が織り込まれ、人々の生活に根付いた癒しスポット。でも昔は「缶コーヒー片手に公園のベンチでボーっとする」、そんなイメージだったのかもしれません。

世界中にカフェありき ウィーン編_a0107765_2082494.jpg
オーストリア・ウィーンの中心街から小道に入ったところにある小さな小さなこちらのカフェ「KLEINES CAFE」。行きたい人は世界中にいるけれど、なんせ見つけるのが難儀なロケーション。あきらめずにたどり着いた人だけ、こうしてカフェ・メランジェを味わえるのです。見落として当たり前なほど地味~で小さなこのカフェに人々が集まるその理由は、密かにファンの多い映画「Before sunrise」で恋人たちが立ち寄ったカフェだから。

世界中にカフェありき ウィーン編_a0107765_20204775.jpg
世界中にカフェありき ウィーン編_a0107765_2049196.jpg映画には続編「Before sunset」があります。俳優も前編と同じ、ストーリーもつじつまピッタリ、そして、製作されたのも内容と同じく約10年後、という点がファンを一層喜ばせたに違いない。そんなちょいと粋な映画なんですわ。


カフェの楽しみ方、いろいろでしょ。上記の映画が好きだった私が一人このカフェにたどり着いて考えたこと、もちろん「10年後、どんな再会が待っているのかしら」というローマンチックな妄想です。
# by hanacafetokyo | 2007-09-30 20:46 | 世界中にカフェありき
Hello, Good-bye,  and see you again!_a0107765_23473457.jpg出会いと別れを繰り返す、それが人生ってものです。季節は移り変わる、それが四季ってものです。メニューが入れ替わる、それが花カフェってものです。写真はついこの前まで花カフェで出していたスウィーツたち。夏の終りとともに珈琲ゼリーや抹茶ゼリーは終了いたしました。
Hello, Good-bye,  and see you again!_a0107765_23484340.jpg何度も試作を重ね、器を選び、見た目を話し合いながら決めた夏の甘味。チーズケーキは委託注文していた近所のパテシェが、新生活と共にお引っ越しした為、こちらも追加注文できなくなり終了です。大人のケーキにこだわった彼女が自らケーキを頻繁に運んでくれていました。愛想笑いをしない彼女が、ケーキの事となると熱心に説明してくれたっけ。消え行くメニューたち、さようなら~、ありがとう~、やはりちょっと寂しいな。。。
Hello, Good-bye,  and see you again!_a0107765_23495838.jpgと思う間もなく新メニューが登場で~す。りんごのなめらかパウンドケーキや素朴でしっとりバナナケーキ。寒い外から花カフェのドアをくぐった方だけ出会えるオリジナルのおやつ。味の続きは花カフェで!

そうそう、人生には復活もつきものです。終わったメニューも復活するかもしれません。食べ落としをした方は、またそのときに召し上がれ。
# by hanacafetokyo | 2007-09-29 23:54 | menu

カフェの醍醐味って

カフェは何を売るところ?
コーヒー
ランチ
ケーキに
ジュース
それならチェーン店と変わらない。
カフェを通過する者同士、刹那な会話も楽しめたなら、お茶文化を誇る国の者として、ちょっと上級じゃない?
カフェの醍醐味って_a0107765_21543127.jpg


サントリーホールでのオペラ歌手のコンサートチケット2枚。内容も座席も値段も上質。たった一つ足りないのは、コンサートに行く人物。

急な打ち合わせが入り、無駄になりそうだったチケットを眺めていたら、いつもブラックコーヒーをテイクアウトで買っていかれる紳士が入店。そういえば、クラシックがお好きだというショートトークを交わした記憶。思わず口から出た言葉は。。。
「あの、突然ですが、今夜のコンサート、ご興味あったら行ってください。チケットが2枚、無駄になってしまいそうなんです」。

彼は言いました「妻に電話してみます、が、場合によっては会社の他の者がいくかもしれません。最悪の場合、無駄にしてしまうかもしれません。それでもいいでしょうか?」
「もちろんです。お好きな方が行ってくださればそれが一番うれしいので、どうぞお気遣いも貸し借りもなし、ということでお考えください」。

翌日、そのお客様はCDと手紙を持ってご来店。
「妻もとても楽しんで感動しておりました。会場ではサイン会もあり、自分の分とあなたの分のCDを買ったので是非受け取ってください。本当に素晴しいコンサートだったんです。ありがとう」
と笑顔。
私も心からうれしく笑顔。

常連さんベタベタ経営は好みではないけれど、こんな一瞬のつながりがお客様との間に生まれるのは、カフェの醍醐味の一つなのかもしれないな~。人とつながっていない仕事など、何の魅力がありましょう。欲を言えば、もう少しmoneyとつながってもいいような気もしますが。
# by hanacafetokyo | 2007-09-28 22:27 | カフェの人々